クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.110)を紹介します。
西シェフ考案オリジナルレシピを今回紹介します。
洋風の風味を取り入れた鯖白ワイン香味や、フレッシュなグリーンピーススープ、鶏のオレンジ風味、そしてデザートの大根ケーキ。これらの料理はプロの味を家庭で楽しむことができます。新しい味の組み合わせに挑戦してみませんか。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1. 鯖白ワイン香味
西洋風の独特の香りと和の要素が融合した、鯖白ワイン香味は一度食べたら忘れられない美味しさです。特製の調味ソースとの相性も抜群で、食卓を彩る一品になること間違いなし!
材料(4人前)
- 鯖:1本
- キャベツ:1個
- 人参:2本
- 蜂蜜:大さじ1
- ワインビネガー:350cc(内50ccは調味用)
- オイル:50cc
- レーズン:40g
- カレー粉:大さじ1/2
- 玉葱:1個
- ローリエ:適量
- タイム:適量
- 白ワイン:300cc
- パセリ:適量
手順
- 鯖の下ごしらえ
・鯖を3枚におろす。
・鯖に塩をまぶしておく。 - 野菜と調味液の下準備
・鍋に玉葱、人参1本をスライスしたもの、ローリエ、タイムを入れて炒める。
・野菜が柔らかくなったら、白ワインとワインビネガー300ccを加え、煮立てる。
・鯖を鍋に入れ、ゆっくりと煮る。
・そのまま冷ます。 - 調味ソースの作成
・別の鍋にワインビネガー50cc、蜂蜜、レーズン、カレー粉を入れ、煮立てる。
・火を止め、冷ます。 - キャベツと人参の下ごしらえ
・キャベツと残りの人参1本を千切りにする。
・キャベツと人参にオイル50ccをよく混ぜ、手順3で作った調味ソースを加え、よく混ぜる。
2.グリーンピーススープ
春の香りをたっぷりと詰め込んだ、グリーンピーススープ。和風出しの優しい味わいと、バターのコクが絶妙にマッチし、一口すすれば幸せが広がります。サイドのバケットとレタスが、スープの風味をさらに引き立てます。
材料(4人前)
- グリーンピース:300g
- バター:50g (内20gは炒め用)
- 玉葱:1/3個
- ジャガイモ:1個
- 米:大さじ1
- 和風出し:500cc
- レタス:適量
- バケット:適量
- 塩:適量
- 生クリーム:適量(トッピング用)
手順
- 基本の煮込み
・鍋にバター20gを溶かし、玉葱とジャガイモを炒める。
・米を加え、和風出しを注ぎ煮る。 - グリーンピースの加工
・グリーンピースを鍋に加え、塩をふる。
・よく煮た後、ミキサーでペースト状になるまで混ぜる。
・残りのバター30gを加えてよく混ぜる。 - サイド&トッピングの準備
・レタスを千切りにして、軽く炒める。
・バケットを薄切りにし、トーストする。
・スープの上に生クリームを適量かけて仕上げる。
3.鶏のオレンジ風味
鶏のジューシーな旨みとオレンジの甘酸っぱさが絶妙に組み合わさった「鶏のオレンジ風味」。メークインの甘みや、白ワインの深みが鶏肉と調和し、さらにサフランヌードルが贅沢な一皿を演出します。
材料(4人前)
- 鶏もも(骨付き):4本
- 玉葱:1/2個
- 砂糖:30g
- 白ワイン:100cc
- オレンジ:2個
- レモン:1/2個
- メークイン(小さな玉葱の一種):4個
- ヌードル:適量
- サフラン:少々
- 塩:適量
- コショウ:適量
- バター:適量
手順
- 鶏ももの下ごしらえ
・鶏ももに塩、コショウを振り、焼き色がつくまで焼く。 - 鶏の煮込み
・鍋にバターを入れて溶かし、玉葱を微塵切りにし炒める。
・焼きあがった鶏もも、白ワイン、オレンジの果汁、メークインの角切り、砂糖、塩、コショウを入れて中火で煮る。 - オレンジの皮の下処理
・オレンジの皮を千切りにし、3回茹でることで苦味を取り除く。
・2の鍋に加えてよく混ぜる。 - ヌードルの調理と盛り付け
・ヌードルをサフランで茹で、皿に敷く。
・上に焼き上げた鶏ももを乗せ、ソースをかけて完成。
4.大根ケーキ
一見、普通のケーキに見えるこの「大根ケーキ」は、切り開いた瞬間、驚きの層が現れます。大根のさっぱりとした甘さと濃厚なカスタードが、まるで新しいデザートの世界へと誘ってくれます。
材料(4人前)
- 大根:300g
- バター:30g
- グラニュー糖:60g
- 蜂蜜:大さじ1
- レモン:1/4個
- 生クリーム:100cc
- 卵:1個
A. 生地の材料
- バター:50g
- グラニュー糖:50g
- 小麦粉:50g
- アーモンドパウダー:50g
- 卵:1個
- B.P.(ベーキングパウダー):小さじ1
B.カスタード
- 卵黄:2個
- 小麦粉:5g
- 片栗粉:5g
- 牛乳:200cc
- グラニュー糖:40g
手順
- 大根の下処理と煮込み
・大根を3回茹で、苦味を取り除く。
・柔らかくなったら、グラニュー糖、蜂蜜、バターを加え、水分が飛ぶまで煮詰める。
・水分が飛んだら、レモン汁を絞って加える。 - 生地の作成
・Aのバターを柔らかくし、グラニュー糖を加えて混ぜる。
・小麦粉、B.P.、アーモンドパウダーを加えてさらによく混ぜる。 - 焼成
・型に1の大根の混ぜ物を入れる。
・生クリームと卵をよく混ぜ合わせ、型に加える。
・2の生地を丸く抜き、上にかぶせる形で乗せる。
・オーブンを180度に予熱し、30分焼く。 - カスタードの作成
・Bの卵黄、小麦粉、片栗粉、牛乳、グラニュー糖を混ぜて中火で熱し、とろみがつくまで煮る。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
グリーンピースについて
原材料:
グリーンピースはエンドウ豆(Pisum sativum)の未熟な種で、その緑色の小さな球状の形が特徴的です。通常、豆は成熟する前に収穫され、さまざまな料理に使用されます。
歴史:
- エンドウ豆は古代から栽培されてきた作物の一つで、最も古い考古学的証拠は新石器時代の村の遺跡で見つかっており、紀元前7000年頃のものとされています。
- エンドウ豆は古代エジプト、ギリシャ、ローマなどの古代文明で広く食されていました。古代ローマでは、特に乾燥したエンドウ豆が保存食として人気がありました。
- 中世ヨーロッパでは、エンドウ豆は主食として多くの食卓に上る一方、新大陸への探検とともにエンドウ豆もアメリカへ伝わりました。
由来:
- エンドウ豆の名前はラテン語の「pisum」が起源で、これは古代ギリシャ語の「pisos」から来ていると考えられています。
- グリーンピースという名前は、色(緑)とその形(小豆)から来ています。英語では”peas”として知られており、”green”はその緑色を強調するために付け加えられることがあります。
グリーンピースは、その甘みと風味から、さまざまな料理、特にサラダやスープ、カレーや炒め物などで使われることが多いです。その栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むため、健康的な食材としても人気があります。
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