【本レシピは弟子レシピになります。】
今回は低温調理器を使った、ローストポークのレシピになります。
低温調理の注意点
とても大事なことを書いてます。レシピに行く前によく読んでくださいね。
【設定温度について】
豚肉・ジビエ肉は61度以上の調理を推奨されています。
60℃以下はUSDA(米国農務省)によると、「E型肝炎ウィルス感染リスクがある危険温度帯」としているためです。そのため、61℃以上に設定しましょう。
【加熱時間】
食材の最も厚い部位を図り、加熱時間を決めます。
厚生労働省は「中心部の温度を63℃で30分間以上加熱するか、 これと同等以上」と定めています。中心部の温度は、最も厚い部位から必要時間を加味して計算されています。
加熱時間の詳細は、参考URL②のBoniq加熱時間早見表を見て設定してください。
参考URL:
①厚生労働省加熱時間に関するQ&A
②Boniq加熱時間早見表
しっかり加熱しないと食中毒の危険性があります。
ちゃんと定められた時間で調理するようにしましょう。
低温調理器を使ったローストポークのレシピ
材料
- 豚ももブロック(ネット):600g
- 長ネギの青い部分:1本分
- オリーブオイル:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
- にんにく:1かけ
手順
- 低温調理器を以下のサイトを参照して、設定する。
②Boniq加熱時間早見表※最大幅が48mmだったため、65℃ 3時間40分に設定※ - 豚ももブロックはネットや紐で縛る。もも肉にフォークなどでブスブスと穴をあけます。
- 材料の全部をフリーザー袋に入れて、浸水法で袋を真空状態にする。
- 設定温度になったら、できあがりまで、つけておく。
- 食べやすいサイズにカットして、お皿に並べる。
ネギ塩だれのレシピ
材料
- 長ネギ:1/2本
- にんにく:1かけ
- 鶏がらスープの素:小さじ1/2
- 塩:少々
- ゴマ油:大さじ1
- レモン汁:小さじ1/2
- 白ごま:適量
手順
- 長ネギ、にんにくをみじん切りする。
- その他の材料を混ぜ合わせる。
- ローストポークにかける。
ローストポーク以外にも牛タンや、サラダチキン、チャーハンに入れても美味しいです。
豆知識
浸水法とは
浸水法は料理において、特定の材料を真空袋に入れて水に浸し、真空状態を作り出す調理方法です。この方法の主な目的は、食材を水中に浸すことで均一な温度で調理し、食材の風味や水分を保持することです。以下は浸水法の概要と利点です:
- 調理方法:食材(例:肉、魚、野菜)を調味料と一緒に真空袋に入れ、袋を密封します。次に、真空袋を水に浸し、袋内の空気を抜き、真空状態を作ります。
- 利点:
- 均一な調理:水中で食材を調理するため、均一な温度で調理が行われ、食材がしっとりと仕上がります。
- 風味と栄養の保持:真空袋内に調味料と食材が密閉されるため、風味や栄養素が逃げにくく、美味しさが保たれます。
- 調理時間の節約:浸水法により、比較的短い時間で高品質の料理を調理できます。
浸水法は特に低温調理(低温調理器の一部)に適しており、肉料理や魚料理、野菜料理など、さまざまな料理に使用されます。また、真空状態にすることで食材が早く調理され、風味が豊かになります。
ローストポークの歴史
- 起源:ローストポークの起源については複数の説があります。一つは、ローストポークが古代ローマの宴会料理として始まったとする説があります。また、古代中国でも炭火で焼いた豚肉が似たような料理とされています。ローストポークは豚肉を焼いて調理することから派生したと言われています。
- 料理の進化:ローストポークは料理として進化し、地域によって異なるバリエーションが生まれました。例えば、オーストリアの「シュヴァインスブラーテン」は、特有の調理法と調味料を用いて独自の味わいを持つローストポークです。
- ローストポークとローストビーフ:ローストポークとローストビーフは肉料理として似ていますが、異なる調理法や部位を使用します。ローストポークは豚肉を主に使用し、ローストビーフは牛肉が主素材です。
- 現代のバリエーション:現代では、様々なレストランや料理愛好家がローストポークを創造的にアレンジしています。炭火で焼かれたり、特製のソースで提供されたりすることもあります。
ローストポークはその多様性と歴史を通じて、世界中で楽しまれる美味しい料理の一つです。