クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.029)を紹介します。
今回は、オムレツキャトルエタージ マカロニサラダ モカババロアの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.オムレツキャトルエタージ
材料(4人前)
- 卵:12個
- トマト:1個
- ⽟葱:1/2個
- じゃがいも:1個
- パセリ
- シャンピニオン:1pac
- ほうれん草1
- バター
手順
- じゃがいもは茹でいちょう切りし、玉葱の薄切りとバターで炒める。
- トマトはコンカッセ(粗いみじん切り)し、ほうれん草は茹でバター炒め。シャンピニオンもバター炒め。
- 卵3個に【手順1】【手順2】の具材をそれぞれを入れて、平らなオムレツを焼き、4段に重ねる。
2. マカロニサラダ
材料(4人前)
- マカロニ:200g
- シーチキン:1缶
- 鮭缶:1缶
- パセリ
- 卵:2個
- セロリ:1本
- トマト:2個
- マヨネーズ:200cc
- ⽣クリーム:200cc
- マスタード:⼩さじ1
手順
- マカロニは茹でオイルを振る。
- 野菜は1cm角切り、卵は茹でる。
- マヨネーズ・生クリーム・マスタードを合わせ 【手順1】【手順2】とシーチキン、鮭缶を和える
3.モカババロア
材料(4人前)
A.材料
- 卵黄:3個
- グラニュー糖:60g
- コーヒー:⼤さじ1
- ⽜乳:200cc
- ⽣クリーム:200cc
- ゼラチン:⼤さじ1
- ⽔:⼤さじ3
B:材料
- 卵黄:1個
- グラニュー糖:25g
- ゼラチン:3g
- ⽣クリーム:125cc
- コーヒー:⼤さじ1/2
- ⽔:10cc
手順
- Aでババロアを作る
- Bでソースを作る。卵黄にグラニュー糖を混ぜ、水とコーヒーを合わせた物を加え湯煎にして
とろみがついたらゼラチンを入れ、7分立ての生クリームを合わせる。 - 【手順1】の回りに【手順2】のソースをかける
豆知識
ババロアの作り方
- ゼラチンの準備:
- ゼラチンを大さじ3の水に振りかけ、ふやかしておきます。しばらくおいて、ゼラチンが柔らかくなるまで待ちます。
- 卵黄の調理:
- 卵黄とグラニュー糖をボウルに入れ、泡立て器を使ってよく混ぜます。混ぜると卵黄が明るくなり、もっちりとしたテクスチャになるまで続けます。
- 牛乳の加熱:
- 牛乳を中火で温めます。牛乳が温かくなったら、卵黄と砂糖の混合物を加え、混ぜながら煮ます。沸騰寸前まで加熱し、沸騰しないように注意します。
- ゼラチンの溶解:
- ふやかしたゼラチンを加え、よく混ぜて溶解します。
- コーヒーの追加:
- 溶かしたコーヒーを卵黄と牛乳の混合物に加え、よく混ぜます。
- 生クリームの加える:
- 生クリームを加え、さらに混ぜます。混合物は滑らかになるまでしっかりと混ぜましょう。
- 型に流し込む:
- ババロアの混合物をカップや型に流し込み、冷蔵庫で冷やし固めます。通常、数時間以上冷蔵庫で冷やす必要があります。
- 盛り付け:
- 冷え固まったら、ババロアを器に盛り付けて、お好みでホイップクリームやコーヒー豆をトッピングしてください。
ババロアについて
ババロア(Bavarois)は、フランスのデザートで、プディングやムースに似た柔らかいテクスチャーを持つ、クリームベースのスイーツです。ババロアはフランスを起源としており、その名前はバイエルン地方(Bavaria)に由来していますが、実際にはバイエルンとは直接の関連性はありません。ババロアは世界各国で多くのバリエーションが存在し、地域ごとに異なる特徴があります。
以下は、一部の国や地域で見られるババロアの違いです:
- フランス:
- フランスのババロアは一般的にバニラ風味で、バニラビーンズを使用したバニラババロアがよく知られています。他にもフルーツ、チョコレート、コーヒーなど、さまざまなバリエーションが存在します。
- ドイツ:
- ドイツのババロアは、特にバイエルン地方で人気があり、バイエルンクリーム(Bayerische Creme)と呼ばれます。バニラ風味が一般的で、バイエルンクリームはババロアの一種です。
- イタリア:
- イタリアでは、ババロアは「パンナコッタ」として知られており、特にミルクとクリームをベースにしたデザートが一般的です。フルーツソースやキャラメルソースを添えて提供されます。
- スペイン:
- スペインの「フラン」と呼ばれるババロアは、卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを使用し、キャラメルソースで覆われます。クリーミーで甘いデザートです。
- アメリカ:
- アメリカでは、ババロアは通常「ブランドベリー」(Blancmange)と呼ばれ、バニラやアーモンド風味のプディングに似たものが一般的です。フルーツやナッツを加えることもあります。
- ラテンアメリカ:
- ラテンアメリカ諸国では、ババロアはさまざまなフルーツを使用して作られ、特にコンデンスミルクを主成分とするものがあります。マンゴーやフルーツピューレを加えることが一般的です。
これらは一部の例であり、各国や地域にはさまざまなババロアのバリエーションが存在します。ババロアはその地域の食材や文化に合わせてアレンジされ、独自の特徴を持っています。
オムレツキャトルエタージの名前の由来
「オムレツキャトルエタージ」(Omelette en Câteau)の名前は、フランス語で「オムレツ」と以下2つの理由が考えられます。
- 「数字の4」(Quatre): フランス語で「4」を表す単語は「クアトル」(quatre)ですが、発音的には「キャトル」(câteau)に似ていることから、料理名においても「キャトル」が使用された可能性があります。この場合、「オムレットキャトルエタージ」は、オムレツを4つの層に重ねることから派生している可能性が考えられます。
なお、2つの層の場合は「数字の2」を表す「ドウ」から「オムレツドウエタージ」と呼びます。
- 「城」(Câteau): 「キャトル」(Câteau)はフランス語で「城」を指します。この料理名に含まれる「キャトル」は、オムレツを重ねて立体的な構造に仕上げ、見た目がまるで城のような形状を持つことから派生しています。したがって、「オムレツキャトルエタージ」は、その特徴的な見た目に由来しています。
したがって、料理名「オムレツキャトルエタージ」は、見た目が美しく立体的な構造を持つオムレツで、その名前には「城」や「数字の4」に関連する要素が含まれていると言えます。