伝統の味を家で再現!稲荷寿司、茶碗蒸し、高野豆腐プロの和風レシピ

和風

クッキングサロン小森 オリジナル和風レシピ(No.010)を紹介します。

日本料理は、その繊細な味わいと美しい見た目で多くの人々を魅了しています。今回は、家庭で簡単に作れる伝統的な料理、稲荷寿司、茶碗蒸し、高野豆腐の油焼きのレシピを紹介します。これらの料理は、日常の食卓はもちろん、特別な日のごちそうとしても最適です。シンプルな材料で、本格的な味を楽しんでみてください。

ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。

なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。

ダウンロードはココをクリック

1.稲荷寿司

甘く炊き上げた油揚げと、ほんのり酢のきいたシャリの組み合わせが絶妙。稲荷寿司は、昔ながらの日本の味を楽しむことができる一品です。

材料(4人前)

  • 油揚げ:10枚
  • しょうが:適量
  • 三つ葉:適量
  • 胡麻:適量
  • 出し汁:200cc
  • 砂糖:大さじ7
  • 醤油:大さじ3
  • 酒:大さじ2
  • 味醂:大さじ1
  • 酢:70cc
  • 塩:小さじ1.5

 

手順

  1. 油揚げの下ごしらえ
    ・油揚げを油抜きする。
    ・出し汁200cc、砂糖大さじ5、醤油大さじ3、酒大さじ2、味醂大さじ1を混ぜ合わせて油揚げを煮込む。落とし蓋をして煮込む。
  2. 野菜の下ごしらえ
    ・しょうがを微塵切りにする。
    ・三つ葉を茹でる。
  3. 寿司飯の作成
    ・酢70cc、砂糖大さじ2、塩小さじ1.5を混ぜ合わせ、合わせ酢を作る。
    ・合わせ酢を炊き上げた米に混ぜ合わせて寿司飯を作る。
  4. 稲荷寿司の組み立て
    ・寿司飯を油揚げに詰めて稲荷寿司を作る。
    ・仕上げにしょうが、胡麻、三つ葉をトッピングする。

2.茶碗蒸し

ほっこりと温まる和のデザート、茶碗蒸し。鶏肉や海老、椎茸などの具材がふんだんに使われ、見た目も美しく、味わい深い料理です。高野豆腐は、乾燥させて保存された日本の伝統的な食材。油で焼くことで外はサクッと、中はもちもちとした食感に仕上がります

材料(4人前)

  • 海老:適量
  • 鶏肉:適量
  • 椎茸:適量
  • 三つ葉:適量
  • 醤油:少量(手順で使用)

A

  • 卵:4個
  • 出し汁:500cc
  • 塩:小さじ1.3
  • 薄口醤油:小さじ1/2
  • 味醂:小さじ1/2

 

手順

  1. 材料の下ごしらえ
    ・海老を下ごしらえし、横半分に切る。
    ・鶏肉をそぎ切りにし、少量の醤油を混ぜる。
    ・椎茸をそぎ切りにする。
    ・三つ葉を3cm長さに切る。
  2.  卵液の調合
    ・Aの材料を合わせ、裏ごしする。
  3. 茶碗蒸しの調理
    ・器に手順1の材料と手順2の卵液を入れる。
    ・蒸し器に入れ、弱火で15分から25分蒸す。(器のサイズや種類によって固まり方が異なるので注意)

 

3.高野豆腐油焼き

高野豆腐は、乾燥させて保存された日本の伝統的な食材。油で焼くことで外はサクッと、中はもちもちとした食感に仕上がります

材料(4人前)

  • 高野豆腐:3枚
  • 葱:1本
  • 大根:適量
  • 三つ葉:適量
  • 小麦粉:適量(手順で使用)
  • 油:適量(手順で使用)
  • 醤油:大さじ3(手順で使用)
  • 味醂:大さじ1(手順で使用)
  • 酢:大さじ2(手順で使用)

A

  • 出し汁:200cc
  • 砂糖:大さじ1
  • 醤油:小さじ2

 

手順

  1. 高野豆腐の下ごしらえ
    ・高野豆腐を戻し、固く水気を絞る。
    ・Aの調味料と合わせて約5分煮る。
    ・4つに切り、小麦粉をつける。 ・油で焼く。
  2. 大根おろしの調合
    ・大根をおろし、水気を軽く絞る。
    ・小口切りの葱、醤油大さじ3、味醂大さじ1、酢大さじ2を合わせる。
  3. 盛り付け
    ・1の高野豆腐に2の大根おろしをかける。
    ・三つ葉を上に飾る。

 

豆知識

本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。

稲荷寿司の名前と由来

稲荷寿司は、酢飯を甘じょっぱく味付けされた油揚げで包んだ日本の寿司の一種です。この寿司の名前と歴史には面白い背景があります。

名前の由来: 「稲荷」という名前は、日本の神様である稲荷神(農業や商売の神として知られる)から取られています。稲荷神は狐を使者としており、伝説によれば狐が甘い油揚げを好むと言われています。このため、油揚げを使用した料理に「稲荷」という名前がつけられました。

歴史: 稲荷寿司の起源は明確ではありませんが、江戸時代中期以降に現れたと言われています。当時、寿司はまだ高級な料理として知られていたのですが、稲荷寿司は手軽に作れる点や保存が効く点から、一般の人々にも広まっていったと考えられています。また、保存食としての性質から、旅行の際の携帯食としても利用されました。

19世紀に入ると、日本の都市部で急速に人口が増加し、手軽に食べられる屋台食として稲荷寿司の人気が高まりました。その後、家庭料理としても定着し、今日ではお祭りや行楽の際のお弁当、スーパーの惣菜としても販売されているなど、日本全国で親しまれています。

稲荷寿司のシンプルながらも独特の味わいは、日本の伝統的な食文化を感じさせるもので、多くの人々に愛されています。

 

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