クッキングサロン小森 オリジナルランチ&デザートのレシピ(No.010)を紹介します。
「ランチ&デザート」の時間が待ちきれないあなたへ。プロの味を自宅で再現するのは難しいと思われがちですが、正しいレシピと手順を知っていれば、驚くほど簡単です。今日は、コーヒームースケーキの滑らかさ、ベーコン野菜のグラッセの深い味わい、そしてペペロンチーノの刺激を、一つ一つ紐解きながら、その裏に隠された「プロの味」の秘密を共有します。お料理初心者でも、これらのレシピで家族や友人を驚かせること間違いなし!
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.コーヒームースケーキ
甘さ控えめのコーヒームースとしっかりとした味わいのスポンジケーキが絶妙にマッチした一品。このレシピを試せば、コーヒータイムがもっと楽しみになること間違いなし!
材料(4人前)
A:スポンジケーキの材料
- 卵:3個
- グラニュー糖:60g
- 小麦粉:40g
- ココア:20g
- バター:30g
B:シロップの材料
- 水:100cc
- グラニュー糖:50g
- ラム酒:大さじ1
C:ムースの材料
- 卵白:3個
- 粉砂糖:60g
- ゼラチン:10g
- 生クリーム:200cc
- コーヒー:大さじ1
- 水:大さじ1
手順
1. スポンジケーキの作成
- バターを溶かしておく。
- 小麦粉とココアを2回ふるう。
- 卵を湯煎にかけ、グラニュー糖を少しずつ加えながら泡立てる。 ・8の字が書けるくらいの硬さになったら湯煎から取り出し、冷めるまで泡立て続ける。 ・小麦粉とココアを切るように混ぜ合わせ、溶かしバターを加える。 ・180℃のオーブンで30分焼く。
2. シロップの作成
- Bの材料をすべて混ぜ、火にかけて煮詰める。
3. ムースの作成
- ゼラチンは水で戻しておき、湯煎で溶かす。
- 卵白を8分立てにする。 ・粉砂糖を2回に分けて加え、しっかりとしたメレンゲを作る。 ・ゼラチンを加える。 ・生クリームを6分立てにして加える。 ・コーヒーと大さじ1の水を混ぜ、ムースに加える。
4. ケーキの組み立て
- 1で作ったスポンジケーキを3枚にスライスする。
- シロップをケーキに塗布する。
- ケーキをセルクルの中にセットし、ムースを流し込む。
- 冷蔵庫でしっかりと冷やして固める。
2.ベーコン野菜のグラッセ
「ベーコン野菜のグラッセ」は、ベーコンの塩気と野菜の甘さが絶妙にマッチ。手軽に作れるのに、見た目も味も豪華な一品で、ゲストを招いた時のサイドメニューとしてもおすすめです。
材料(4人前)
- 人参:1本
- 小玉葱:10個
- インゲン:100g
- ベーコン:100g
- バター:15g
- 塩:適量
- コショウ:適量
- 砂糖:小さじ1/3
- 水:60cc
手順
1. 材料の下ごしらえ
- 人参をシャトウ切りにする。
- 小玉葱の皮を剥く。
- ベーコンを5mmの厚さに切る。
- インゲンを塩茹でしておく。
2. 野菜とベーコンの炒め煮
- フライパンにバターを入れ、ベーコンを炒める。
- 人参と小玉葱を追加してさらに炒める。
- 塩、コショウ、砂糖を加え、混ぜる。
- 水を入れ、10分程度煮る。
3. 最終調整
- 人参が柔らかくなったら、残りのバターを加えてさらに炒める。
- インゲンを追加して、全体がよく混ざったら火を止める。
3.ペペロンチーノ
辛味とニンニクの香りが引き立つシンプルでありながら、後を引く美味しさの「ペペロンチーノ」。手軽に作れるので、忙しい日の夕食や友人とのホームパーティーにピッタリの一品です。
材料(4人前)
- ニンニク:1片
- 赤唐辛子:3本
- オリーブオイル:適量(スパゲッティ100gあたり 大さじ2~3を目安)
- スパゲッティ:適量(お好みの分量)
- 塩:適量
手順
1. ニンニクと唐辛子の炒め煮
- ニンニクをつぶして、オリーブオイルと共にフライパンで炒める。
- 色がつくまで炒めたら、赤唐辛子1本を加えてさらに炒める。
- しばらくしたら、赤唐辛子を取り出す。
2. 唐辛子の追加
- 1のフライパンに、小口切りにした赤唐辛子2本を加えてさらに炒める。
3. スパゲッティの調理と和える
- 別の鍋でスパゲッティを指示通りに茹でる。
- 茹で上げたスパゲッティを2のフライパンに移し、よく和える。
- 塩を振って、全体をよく混ぜる。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
ペペロンチーノの名前の由来
ペペロンチーノ(Peperoncino)はイタリア語で「小さな唐辛子」という意味です。名前の由来は以下の通りです。
- 「ペペ」(Pepe)はイタリア語で「唐辛子」を意味します。
- 「-ロンチーノ」(-roncino)はイタリア語の接尾辞で、「小さいもの」を示す意味があります。
従って、ペペロンチーノは文字通り「小さな唐辛子」という意味となります。イタリア料理において、ペペロンチーノはその辛さを活かしてさまざまな料理に使用されます。特に、オイルとニンニクで唐辛子を炒めたシンプルなスパゲッティのソースとして知られる「ペペロンチーノ」は、その名前がそのまま料理名としても使われています。
ペペロンチーノとペペロンチーニ
「ペペロンチーノ」と「ペペロンチーニ」は、似ている名称を持ちながら、少し異なる意味や用途を持っています。以下、それぞれの特徴について詳しく説明します。
- ペペロンチーノ:
- 日本での料理名として用いられることが多い。
- 主に、スパゲッティのアリオ・オリオ・ペペロンチーノのように、オリーブオイルとニンニクで炒めた赤唐辛子を使用したイタリアン料理で見られます。
- 「ペペロンチーノ」という言葉自体は、イタリア語で「辛い唐辛子」を指します。
- ペペロンチーニ:
- 主にアメリカで用いられる言葉として知られています。
- 小さくて黄緑色の辛くない唐辛子を指し、ピクルスのように酢漬けにされてサラダやサンドイッチにトッピングとして使用されることが多い。
- この唐辛子の種類は、イタリアやギリシャの料理でよく見られ、酢の中でマリネされて保存されることが一般的です。
簡単に言えば、ペペロンチーノは料理名または辛い唐辛子そのものを指すのに対し、ペペロンチーニは特定の種類の辛くない唐辛子、またはその酢漬けを指します。
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