鶏辛子浸け、三つ葉酢浸し、切り干し大根の煮物、水羊羹の和風レシピ

和風

クッキングサロン小森 オリジナル和風レシピ(No.015)を紹介します。

和風料理で家庭の食卓に「プロの味」を。この記事では、旬の素材を活かした鶏辛子浸け、鯵刺身しそ寄せ、三つ葉酢浸し、そして涼やかな水羊羹まで、手軽に本格的な味わいを再現する方法をご紹介します。季節の移り変わりとともに、家族との時間を豊かにするレシピをお届けします。

ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。

なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。

ダウンロードはココをクリック

1.鶏辛子浸け

香ばしく揚げた鶏肉にピリッとした辛子ダレが絡み合い、日本の家庭の味を再現します。素揚げした茄子とシャキッとした菜の花の付け合わせも忘れずに。

材料(4人前)

  • A:鶏もも肉の下味
    • 鶏もも肉:400g
    • 酒:大さじ1
    • 塩:適量
    • しょうが汁:小さじ1
    • 卵(溶き卵):1/3個
    • 片栗粉:適量
  • B:辛子ダレ
    • 出し汁:150cc
    • 辛子(溶き辛子):大さじ1
    • 味噌:大さじ2
    • 砂糖:大さじ2
    • 醤油:大さじ6
    • 酒:大さじ1.5
    • 赤唐辛子:1本
    • 葱:1本
  • 付け合わせ
    • 茄子:適量
    • 菜の花:適量

 

手順

1. 鶏もも肉の下処理

  • 鶏もも肉に酒、塩、しょうが汁を混ぜ合わせ、溶き卵を加えてよく揉み込む。
  • 10分程度漬け込んだ後、適量の片栗粉をまぶす。

2. 辛子ダレの準備

  • 出し汁、溶き辛子、味噌、砂糖、醤油、酒を合わせて辛子ダレを作る。
  • 赤唐辛子は小口切りにし、辛子ダレに加える。
  • 葱は焼いて香ばしくし、ダレに入れておく。

3. 揚げ作業と付け合わせの準備

  • 鶏もも肉を180度の油でカリッとするまで揚げる。
  • ・付け合わせの茄子は素揚げにし、菜の花は湯がいて冷水で締める。

2.鶏辛子浸け

新鮮な鯵と香り高いしその葉を組み合わせた「鯵刺身しそ寄せ」は、口いっぱいに広がる春の味わいをお楽しみいただける一品です。ほんのり辛い山葵がアクセントになり、食事を一層引き立てます

材料(4人前)

  • A:鯵の準備
    • 鯵:4本
  • B:しそと盛り付け
    • しその葉:20枚
    • 山葵:適量

手順

1. 鯵の下処理

  • 鯵は3枚におろし、皮を取り除いた後、一口大に切り分ける。

2. しその準備と盛り付け

  • しその葉は細かく千切りにする。
  • ・切り分けた鯵にしそをまぶし、盛り付ける。
  • ・お好みで山葵を添えて完成。

3.三つ葉酢浸し

ほんのりピリッとした赤唐辛子のアクセントが効いた「三つ葉酢浸し」は、さっぱりとした口当たりが特徴です。色とりどりの具材が彩り豊かに仕上がり、食卓を明るく演出します。

材料(4人前)

  • A:野菜と揚げの準備
    • 三つ葉:1束
    • もやし:1袋
    • 揚げ:1枚
    • ハム:2枚
    • しょうが:15g
    • 赤唐辛子:1本
  • B:調味液
    • 出汁:100cc
    • 醤油:大さじ3
    • 砂糖:小さじ1
    • 酢:大さじ2
    • 酒:小さじ2
  • C:仕上げ
    • 海苔:適量

手順

1. 野菜の下処理

  • 三つ葉は湯がいて5cmの長さに切る。
  • 揚げは油抜きして千切りに、ハムとしょうがも同様に千切りにする。

2. 炒める

  • 油でしょうが、揚げ、ハムを炒めた後、三つ葉ともやしを加えて混ぜる。

3. 酢浸しにする

  • ・出汁、醤油、砂糖、酢、酒、赤唐辛子を混ぜ合わせた調味液を作る。
  • ・炒めた材料を調味液に入れてよく混ぜる。

4. 盛り付けと仕上げ

  • 盛りつけた後、細切りにした海苔を上から飾る。

4.水羊羹

シンプルながら深い味わいが魅力。こしあんの風味と寒天のジェリーが絶妙にマッチし、特別な日のデザートにぴったりです。食後のひと時に、季節を感じる一品をどうぞ。

材料(4人前)

  • A:寒天と水の準備
    • 寒天:1本
    • 水:700cc
  • B:あんの準備
    • こしあん:600g
  • C:味付け
    • 塩:少々
  • D:仕上げ
    • 桜の葉:適量(食用可能なもの)

手順

1. 寒天の準備

  • 寒天を小さくちぎって水に1時間つけ、水気を絞る。

2. 寒天の煮溶かし

  • ・絞った寒天を鍋に移し、700ccの水を加えて煮溶かす。
  • ・塩を一つまみ加える。

3. あんの加熱

  • ・充分に寒天が溶けたら、こしあんを加える。
  • ・中火で5分間煮る。

4. 冷却と固める

  • ・あんを人肌に冷ます。
  • ・冷ましたあんを型に入れ、固める。

5. 盛り付け

  • ・固まった水羊羹を切り分け、桜の葉で包む。

豆知識

本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。

水羊羹に関する情報

水羊羹(みずようかん)は、日本の伝統的な和菓子の一種であり、主に寒天と砂糖、あん(餡)を使用して作られます。その滑らかで冷たい食感から特に夏の季節に好まれますが、年間を通して楽しむことができるスイーツでもあります。

歴史と由来

  • 歴史:羊羹の起源は中国にあります。元々は羊肉のスープを固めた料理でしたが、日本に伝わると羊肉の代わりに小豆を用いた甘い餡を使うようになりました。
  • 由来:「羊羹」という名前は、その起源が羊肉の煉り物だったことにちなんでいます。日本で羊肉が一般的でなかったため、小豆を使った甘いスイーツへと変化しました。その後、寒天を使った透明感のある「水羊羹」が生まれました。

発祥の地

  • 発祥:水羊羹の明確な発祥地についての記録は少ないですが、羊羹自体の日本での製造は、京都が特に有名です。寒天が使われるようになった経緯も、日本の菓子職人による創意工夫の結果とされています。

豆知識

  • 寒天の利用:寒天は江戸時代に日本で広まりました。寒天を使った水羊羹は、保存性が高く、夏場でも涼しげな見た目と食感が楽しめるため、夏の風物詩として親しまれています。
  • 季節と風情:水羊羹は、桜の葉や花びらをトッピングすることで春の訪れを表現したり、緑茶と一緒に供されて夏の涼を演出するなど、季節感を重んじる日本の文化に根ざしています。
  • 種類と味わい:水羊羹には、こしあん、つぶあん、抹茶あんなど様々なバリエーションがあり、味わいの違いを楽しむことができます。
  • 文化的側面:茶道では、和菓子として羊羹が供されることが多く、特に水羊羹は夏の茶会で好まれます。お茶との相性が良いとされています。

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