クッキングサロン小森 オリジナル和風レシピ(No.018)を紹介します。
和風料理の魅力を家庭で再現しましょう。今回は、浅芽焼き、貝のぬた、もやし酢浸し、そしてなめこ味噌汁のレシピをご紹介します。これらの料理は、シンプルながらも深い味わいが特徴で、プロの味をお家で手軽に楽しむことができます。季節の変わり目にぴったりのメニューで、家族や友人との食卓を豊かに彩ります。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.牛ランプ肉の浅芽焼き
牛ランプ肉を醤油と酒でマリネし、独特の風味を引き出します。あさつき、茗荷、しょうがの爽やかな香りが加わり、どんなお酒にもぴったり合う一品に。家庭での晩酌がより楽しくなること間違いなしです
材料(4人前)
- 牛ランプ肉:100g x 4枚
- 醤油:70cc
- 酒:140cc
- あさつき:適量
- 茗荷:適量
- しょうが:適量
- 刻み海苔:適量
手順
1. 下準備
- 牛ランプ肉は醤油70ccと酒140ccを合わせた液体に15分間漬け込みます。
- あさつきは小口切りにします。
- しょうがは針しょうがに切ります。
- 茗荷は千切りにします。
2. 調理
- フライパンを中火より少し弱めに熱し、肉を入れます。
- 肉が2割程度焼けたら、漬け込んだ液体を加えてからめます。
- 5分以上休ませます。
3. 盛り付け
- 肉を盛り付けた後、上にあさつき、茗荷、しょうが、刻み海苔を散らします。
2.貝のぬた
赤味噌と溶き辛子の絶妙なバランスが魅力です。貝の旨味とわけぎの爽やかさが、ぬた味噌と絡み合い、口の中で豊かな味わいを展開します。特別な日の前菜や、お酒のおつまみに最適な一品です。
材料(4人前)
- 貝:100g
- わけぎ:1束
- A. 赤味噌:100g
- A. 砂糖:大さじ4
- A. 酢:大さじ1
- A. 水:大さじ1/2
- A. 溶き辛子:小さじ1
手順
1. 貝とわけぎの下準備
- 貝は薄い塩水で洗い、霜降りにしてから氷水にとります。
- わけぎは3cmの長さに切り、塩茹でします。
- わけぎに軽く酢を振っておきます。
2. ぬた味噌の作成
- 当たり鉢にAの材料(赤味噌、砂糖、酢、水、溶き辛子)を入れ、よく混ぜ合わせてぬた味噌を作ります。
3. 和える
- 食べる直前に、貝とわけぎをぬた味噌と和えます。
3.もやし酢浸し
炒めた具材を特製の漬け込み液に浸すことで、それぞれの食材の味が引き立ちます。しょうがと胡麻の風味が加わり、食卓に彩りと健康をもたらします。
材料(4人前)
- もやし:300g
- にら:1束
- 人参:少量
- 豚肉:100g
- しょうが:20g
- 胡麻:適量
- 出し汁:100cc
- 醤油:大さじ3
- 味噌:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 味醂:大さじ1
- 酢:大さじ3
手順
1. 下準備
- 人参はもやしの大きさに切ります。
- にらは長さを揃えて切ります。
- しょうがは針しょうがに切ります。
- 豚肉は千切りにします。
2. 炒める
- 油を熱したフライパンで豚肉を炒めます。
- 人参、もやし、にらを順に加えて炒めます。
3. 漬け込みと和える
- 出し汁、醤油、味噌、砂糖、味醂、酢を混ぜ合わせて漬け込み液を作ります。
- 炒めた野菜と豚肉を漬け込み液に漬け込みます。
- しょうがと胡麻を加えて和えます。
4.なめこの味噌汁
赤味噌と白味噌のバランスが絶妙で、削り節の旨味が深みを加えます。みつばの爽やかな香りがアクセントになり、どんな食事にもよく合う味噌汁です
材料(4人前)
- なめこ:1袋
- 豆腐:1/2丁
- みつば:適量
- 赤味噌:50g
- 白味噌:60g
- 削り節:15g
- 昆布:適量
- 水:1200cc
手順
1. 下準備
- なめこは水洗いしてぬめりを少し落とします。
- 豆腐は小角切りにします。
- みつばは3cmの長さに切ります。
2. 味噌と出汁の準備
- 当たり鉢で赤味噌、白味噌、削り節を水1200ccでのばします。
- 鍋に移し、昆布を加えて沸騰直前まで温めたら、漉します。
3. なめこ味噌汁の完成
- 再び鍋に移し、豆腐を加えて一煮立ちさせます。
- みつばとなめこを加え、さっと煮立たせたら完成です。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
赤味噌と白味噌の違い
赤味噌と白味噌は、日本の伝統的な調味料であり、その製造過程や特徴によって異なる風味と用途を持っています。以下に主な違いをまとめます。
赤味噌
- 製造過程: 赤味噌は長期間発酵させることが多く、その期間は一年以上に及ぶこともあります。この長期間の発酵により、色が濃く、風味が強くなります。
- 原材料: 大豆の比率が高く、麦や米を使用することもありますが、大豆の割合が多いほど色が濃くなります。
- 風味: 味は濃厚で、塩分も高めです。独特の強い旨味と深い味わいが特徴です。
- 用途: 赤味噌は煮物や味噌煮込みうどんなど、強い味が求められる料理に適しています。
白味噌
- 製造過程: 白味噌は短期間発酵させることが多く、その期間は数週間から数ヶ月程度です。短期間の発酵により、色が薄く、風味が穏やかです。
- 原材料: 米の比率が高く、大豆よりも米を多く使用します。また、砂糖や甘味料が加えられることもあります。
- 風味: 味はマイルドで、甘みがあります。塩分は赤味噌に比べて低めです。
- 用途: 白味噌は味噌汁や甘味噌料理、野菜の味噌和えなど、優しい味わいを求める料理に適しています。
総合的な違い
- 発酵期間: 赤味噌は長期、白味噌は短期。
- 原材料の比率: 赤味噌は大豆が多く、白味噌は米が多い。
- 風味: 赤味噌は濃厚で塩分が高い、白味噌はマイルドで甘い。
- 用途: 赤味噌は濃い味の料理、白味噌は優しい味の料理に適している。
これらの違いにより、赤味噌と白味噌はそれぞれ異なる料理に使用され、日本料理の多様性に寄与しています。
おすすめ情報
クッキングサロン小森で紹介している、調味料をまとめたページです。
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