クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.044)を紹介します。
今回は、塩豚きゃべつ煮込み、焼き茄子カルパッチョ、バナナタルトの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.塩豚きゃべつ煮込み
柔らかいキャベツと旨味たっぷりの豚肉が、優しくじっくりと火を通され、独特のコクと風味を楽しませてくれます
材料(4人前)
- 豚肩ロース(スペアリブ):500g
- きゃべつ:2個
- ⼈参:2本
- ベーコン:250g
- ソーセージ:12本
- ⽔:600cc
- ブーケガルニ
- にんにく:1⽚
- 粒コショウ
- ローリエ
- じゃがいも:4個
手順
- 肉に1cm位、塩・ハーブをまぶし一晩置く。
- きゃべつは茹で、人参は1cm輪切り。
- 全部を交互に鍋に入れ落とし蓋をして1時間煮る。
豚肉を一晩塩漬けにすることで、肉に塩分が浸透し、味を引き立てます。ハーブも使用することで、香りと風味が加わります。この豚肉をほかの材料と一緒に1時間煮込むことで豚に浸透した味/風味が食材全体にいきわたるため、調味料を使う必要がありません。
2.焼き茄子カルパッチョ
このカルパッチョは、軽やかな夏のランチやディナーに最適。焼き茄子の深い味わいと、アンチョビが絶妙に調和し、食べると地中海の風を感じさせてくれます。
材料(4人前)
- 茄子:4本
- アンチョビ:1枚
- 赤玉葱
- 黒オリーブ
- バジル
- オリーブオイル
手順
- 茄子を焼いて縦半分に切る。ラップにはさんで薄く伸ばす。
- 皿に盛り、塩・コショウ・オリーブオイル・薄切り赤玉葱・バジル・ちぎったアンチョビを乗せる。
- 薄く切ったバケットにオリーブオイルをたらし エルブドプロバンスを降り、上に乗せる。
3.バナナタルト
一口食べれば、バナナの風味が口いっぱいに広がり、甘さとクリームの調和、タルト生地のサクサクが堪能できる一品です。
材料(4人前)
- バナナ
A:タルト生地
- バター:125g
- ⼩麦粉:150g
- 卵:1個
- 粉砂糖:50g
- アーモンドパウダー:100g
B:カスタードクリーム
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:50g
- ⼩麦粉:10g
- コーンスターチ:10g
- ⽜乳:200cc
C:クレームシャンテリー
- ⽣クリーム:400cc
- グラニュー糖:100g
手順
- 【A:タルト生地】の材料でタルト生地を作る。【B:カスタードクリーム】の材料でカスタードクリームを作る。
- バナナを1cm輪切る。タルトの上にカスタードを詰めバナナを並べ、【C:クレームシャンテリー】の材料を泡立て、クレームシャンテリーを作り飾る。
【参考】タルト生地の一般的な作り方
タルト生地の基本的な作り方を以下に記載しますので、参考にしてみてください。
<材料>
- バター:125g
- ⼩麦粉:150g
- 卵:1個
- 粉砂糖:50g
- アーモンドパウダー:100g
<手順>
- バターを室温に戻し、柔らかくしておきます。必要に応じて、バターを電子レンジで10秒ずつ温めてもかまいません。溶かしすぎないように注意してください。
- バターと粉砂糖をボウルに入れ、手持ちのミキサーや木製のスプーンでよく混ぜます。バターが滑らかになり、白くなるまで混ぜます。
- 卵を加え、よく混ぜます。卵が完全に統合されるまで混ぜ続けます。
- アーモンドパウダーを加え、混ぜます。アーモンドパウダーを加えることで、生地がアーモンド風味となり、風味豊かになります。
- 小麦粉を加え、生地がまとまるまで混ぜます。生地がまとまり、ひとかたまりになるまでこねます。生地が粘り気を持たない程度に混ぜるのがポイントです。
- 生地をラップに包み、冷蔵庫で約30分から1時間休ませます。冷やすことで生地が扱いやすくなります。
- 生地を取り出し、伸ばし棒を使って所定のサイズに伸ばします。タルト型に敷き詰め、余分な生地をカットします。
- タルト型に生地を敷き詰めたら、フォークで底に穴を開けて通気性を確保します。これを「ブラインドベイキング」と呼び、生地が膨らまないようにするためです。
- タルト生地を180°C(350°F)に予熱したオーブンで約15分間焼きます。生地が軽く金色になるまで焼きます。
- タルト生地を取り出し、お好みの具材やフィリングでフィルするか、冷ましてからお菓子やフルーツをのせてデザートタルトにすることができます。
これで、基本的なタルト生地の作り方が完了しました。お好みのフィリングと組み合わせて、美味しいタルトを楽しんでください。
【参考】カスタードクリームの一般的な作り方
カスタードクリームの基本的な作り方を以下に記載しますので、参考にしてみてください。
<材料>
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:50g
- ⼩麦粉:10g
- コーンスターチ:10g
- ⽜乳:200cc
<手順>
- 鍋に牛乳を入れて中火にかけ、温めます。沸騰寸前まで温め、火を止めます。
- 別のボウルで、卵黄とグラニュー糖を混ぜます。よく混ざるまでかき混ぜましょう。
- 次に、小麦粉とコーンスターチを卵黄の混合物に加え、滑らかなペースト状になるまでよく混ぜます。これがカスタードのベースです。
- 温めた牛乳を、少しずつカスタードのベースに注ぎながらよく混ぜます。牛乳を加える際、少量ずつ加え、よく混ぜてから次の量を加えます。これにより、カスタードが滑らかになり、沈殿物が生じません。
- 混ぜたカスタードを再び鍋に戻し、中火にかけます。泡立て器や木べらを使って、カスタードがとろみをつけ、適切な厚さになるまでかき混ぜます。沸騰しないように気をつけながら調理します。
- カスタードが十分にとろみを持ったら、火を止めます。熱いうちにボウルに移し、冷ます前にラップで表面を覆い、冷蔵庫で冷やします。冷やすことでカスタードは更にとろみを増し、滑らかなクリーム状に仕上がります。
これで基本的なカスタードクリームが完成です。冷やしてからデザートやケーキに使うか、フルーツと一緒に楽しむことができます。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
バナナのトリビア
- バナナはベリーです。
バナナは果物の一種であると思われがちですが、実はベリーに分類されます。ベリーは果物の一種で、外側が皮で覆われ、内部に種子があるものを指します。バナナはこの定義に合致するため、ベリーに分類されます。 - バナナの香りは「イソアミルアセテート」
バナナの特有の香りは、主に「イソアミルアセテート」という化学物質によって生み出されます。この物質はバナナの皮に含まれており、バナナを傷つけるとより強い香りが広がります。 - バナナの皮で靴を磨く
バナナの皮には靴を磨くのに役立つ天然の油分が含まれています。バナナの皮を使って靴を磨くことができます。皮を使って靴をこすり、後で乾いた布で拭くと、良い結果が得られます。 - バナナの成熟度による栄養価の変化
バナナの成熟度によって栄養価が変化します。緑色の未熟なバナナは澱粉が多く、熟れると糖分が増えます。したがって、味や栄養価が異なります。 - バナナは高カリウム食品
バナナは高カリウムの食品で知られており、筋肉の収縮や神経機能に重要な役割を果たすカリウムを多く含んでいます。また、バナナは低ナトリウムであり、高血圧の予防に役立つとされています。
カルパッチョと一緒に食べるとおいしい野菜
カルパッチョと一緒に食べると美味しい野菜は、カルパッチョの魅力を引き立て、新鮮な食感や風味を楽しむのに最適です。以下は、その中から選んで楽しむことができる野菜の一例です。
- トマト:トマトはカルパッチョの定番材料で、新鮮なトマトの酸味と甘みが絶妙です。
- キュウリ:キュウリの爽やかなクリスプさが、カルパッチョにさわやかな風味を加えます。
- アボカド:クリーミーなアボカドは、カルパッチョに豊かな食感とコクをもたらします。
- アスパラガス:薄切りにしたアスパラガスは、カルパッチョに上品な香りと食感をもたらします。
- セロリ:セロリの爽やかなシャキシャキ感が、カルパッチョに素晴らしいテクスチャーを与えます。
- レッドオニオン:レッドオニオンの刻みは、カルパッチョに甘みと色彩を添えます。
- ラディッシュ:ラディッシュのピリ辛さが、カルパッチョにスパイシーな要素を加えます。
- キノコ:たとえば、しいたけや舞茸の薄切りは、カルパッチョに深い味わいをもたらします。
- ピーマン:ピーマンの薄切りは、カルパッチョに軽やかな食感を提供します。
- ベルペッパー:赤、黄、緑のベルペッパーは、カルパッチョにビビッドな色と甘みを加えます。
これらの野菜をカルパッチョに加えることで、食材の多様性とバラエティに富んだ風味を楽しむことができます。さらに、オリーブオイル、レモンジュース、塩、コショウ、ハーブを使って味付けを調整すると、おいしいカルパッチョが完成します。