クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.046)を紹介します。
今回は、 鶏のソテー ワインビネガー煮込み、レバーのサラダ、桃のババロアの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.鶏のソテー ワインビネガー煮込み
ジューシーな鶏肉が、香り高いワインビネガーソースに絡みつき、素晴らしい味わいを楽しむことができます。ゲストをもてなす際にもぴったりです。
材料(4人前)
- 鶏もも肉骨つきぶつ切り:4本
- 玉葱:1個
- ワインビネガー:100cc
- 水:500cc
- トマト:1個
- にんにく:1片
- パセリ
手順
- 鶏に塩・コショウをして、バターでソテーして取り出しておく。玉ねぎは薄切りにする。
- 【手順1】のフライパンにバターを少し足して、玉葱を炒め ワインビネガーを入れ 水分の なくなる寸前まで詰める。水・トマトのコンカッセ(粗いみじん切り)、にんにくアッシェ(細かいみじん切り)を入れ、鶏を戻して10分煮る。
- もう一度鶏を取り出しソースにバターモンテして盛りつける。
2.レバーのサラダ
鶏レバーを主要な材料とした前菜です。このサラダは、エンダイブやジャガイモ、ハーブとともに調理され、洗練された味わいを楽しむことができます。
材料(4人前)
- 鶏レバー:200g
- エンダイブ:1株
- クレソン
- ジャガイモ:1個
A:ドレッシング
- マデラ酒:大さじ2
- ワインビネガー:大さじ1
- オリーブオイル:大さじ3
- 塩
- コショウ
手順
- レバーは1cm角切り、塩水につけ水気をふいて、マデラ酒に浸ける。
バターで炒め、塩・コショウ・マデラ酒大1を入れる。 - ジャガイモは千切りバター炒め、塩・コショウ・パセリの微塵を混ぜる。
- 【A:ドレッシング】を作り、マデラ酒大2 ワインビネガー大1 オリーブオイル大3 塩 コショウでドレッシングを作り、エンダイブをちぎり 【手順1】と【手順2】を盛り、和える。
レバーは塩水につけると、血液中の余分な成分や不要な風味を取り除きます。
また、マデラ酒につけると、レバーに風味を付けることができます。
マデラ酒が無い場合は省略しても構いませんが、「ポートワイン」「シェリー酒」「赤ワイン」や少量の「ワインビネガー」で代用することも可能です。
3.桃のババロア
夏の季節にぴったりの爽やかでフルーティーなデザートです。
材料(4人前)
- 桃:2個
- ゼラチン:大さじ2
- 水:大さじ6
- レモン汁:小さじ2
- 水:200cc
- グラニュー糖:80g
- 生クリーム:100cc
手順
- 桃は裏ごしてレモン汁をかける。ゼラチンは水で戻す。
- 水とグラニュー糖を温めゼラチンを加え桃を入れリキュールを合わせる。冷やす
- 生クリームを泡立て【手順2】と合わせ型に入れ固める。
リキュールは「ピーチリキュール」「アプリコットリキュール」「マンゴーリキュール」「バニラリキュール」が合うと思います。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
ババロアの名前の由来
ババロア(Bavarois)は、フランス料理の一種で、甘いデザートプディングの一つです。
名前の由来: ババロアという名前は、バイエルン(Bavaria)地方に由来しています。バイエルン地方はドイツの一部で、19世紀にバイエルン宮廷の料理長であったアントン・フランツ・カルラインゲル(Anton Franz Karl Lange)によって考案されたと言われています。彼はこのデザートを「バイエルン風プディング」と名付け、その後「ババロア」という名前が広まったとされています。
発祥の地: ババロアの発祥地は、フランスです。具体的には、パリでバイエルン宮廷の料理人であったカルラインゲルによって創作されたと言われています。彼はバイエルン宮廷での経験を活かし、この美味しいデザートを考案しました。その後、ババロアはフランス国内で広まり、フランスの伝統的なデザートとなりました。
ババロアは、クリームや卵をベースにしたシルクのような滑らかなテクスチャーと様々な風味を持つデザートで、フルーツやチョコレート、コーヒーなどのバリエーションが豊富です。その美味しさと洗練された見た目から、多くの人に愛されています。
日本におけるフランス料理の歴史
フランス料理が日本に広まる歴史は、主に明治時代から始まり、その後の年月を経て発展してきました。以下に、フランス料理が日本における歴史の要点を示します。
- 明治時代(1868年 – 1912年):
- 明治時代初期に、日本は西洋文化の導入が進み、外国人顧問が多く招かれました。その中にはフランス人料理人も含まれており、彼らの指導のもとでフランス料理の基礎が日本に導入されました。
- 明治12年(1879年)には、東京・有楽町に日本初の洋食レストラン「有楽館」が開業し、フランス料理が提供されました。
- 大正時代(1912年 – 1926年):
- 大正時代には、洋食文化が一般の人々に広まりました。フランス料理店や洋食レストランが増加し、広告や料理本などが普及しました。
- また、日本の料理学校や専門学校でもフランス料理の教育が行われ、料理人の養成が進みました。
- 昭和時代(1926年 – 1989年):
- 昭和初期には、フランス料理の普及が続き、日本各地にフランス料理店が登場しました。特に東京や大阪などの大都市に多くのフランス料理店が存在しました。
- 昭和20年代には、日本料理とフランス料理を融合させた「和洋折衷料理」が一般的になり、新しい料理スタイルが生まれました。
- 平成時代(1989年 – 2019年):
- 平成時代には、日本国内外で高級フランス料理店が評価され、日本のシェフが国際的な料理コンクールで優秀な成績を収めることが増えました。
- また、フランスの三つ星レストランの支店が日本に進出し、高級フレンチダイニングが盛んになりました。
- 令和時代(2019年 – 現在):
- 現在もフランス料理は日本国内で愛されており、多くのレストランやシェフが高品質なフランス料理を提供しています。また、フランス料理の普及を支援するイベントやコンテストも行われています。
このように、日本におけるフランス料理は長い歴史を持ち、現代でも多くの人々に愛され続けています。
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