クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.051)を紹介します。
今回は、 焼き野菜鰯カレーマリネー、鱸海藻蒸し、チョコレートムースの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1. 焼き野菜鰯カレーマリネー
香り高いカレースパイスと鰯の組み合わせは、食欲をそそり、ビタミンやミネラルがたっぷりと摂れるヘルシーな逸品です。
材料(4人前)
- 茄⼦:4本
- ⾚パプリカ:1個
- アスパラガス:4本
- 黄パプリカ:1個
- 鰯:4本
A:材料
- オリーブオイル:70cc
- ワインビネガー:10cc
- エシャロット:1個
- カレー粉
- 塩
手順
- 野菜は適宜に切り、オリーブオイルで焼いておく。軽く塩・コショウ
- 鰯はおろして、小麦粉をつけ焼いておく。
- 【A:材料】のオリーブオイル70cc ワインビネガー10cc、エシャロット1個微塵、カレー粉、塩を合わせ、鰯を漬け込む。
- 器に【手順1】を敷いて、鰯を盛り、回りにも野菜を散らす。
2. 鱸(すずき)海藻蒸し
鱸は蒸すことでふっくらと仕上がり、海藻の風味が鱸に広がります。そこにフランス料理の要素を取り入れた逸品になっています。
材料(4人前)
- 鱸:2尾
- ⼲し若布:2束
- トマト:2個
- しそ:1束
- にんにく:1⽚
- オリーブオイル:80cc
- レモン汁:1/2個
- パセリ
手順
- 鱸は下ごしらえをして塩・コショウ。若布は戻しトマトコンカッセ(粗いみじん切り)。
しそは千切り。 - 鍋に若布を半量敷いて水200cc を入れ 網を乗せて鱸を置き 若布でおおいアルミ箔で包んで 強火で20分蒸す。
- トマト しそ 皮付きのにんにくをボールに入れ、オリーブオイル・塩・コショウをして 温める程度に湯煎にしてレモン汁を加える。
- 鱸を盛りつけ【手順3】のソースを添える。
3. チョコレートムース
リッチで滑らかなチョコレートの風味が楽しめるチョコレートムースと、オレンジの爽やかな風味が特徴なオレンジムースが絶妙にマッチしたデザートになります。
材料(4人前)
A:材料
- 粉ゼラチン:7g
- 水:40cc
- 牛乳:100cc
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:25g
- チョコレート:100g
- 生クリーム:200cc
B:材料
- 板ゼラチン:7g
- 牛乳:100cc
- 卵黄:2個
- グラニュー糖:45g
- レモン汁:15cc
- オレンジの皮:1/3個分
- オレンジ汁:60cc
- 生クリーム:75cc
手順
- 【A:材料】でチョコレートムースを作る。
ゼラチンを水で戻す。牛乳にグラニュー糖を入れ温めゼラチンを加え、卵黄・刻んだチョコレートを加え溶けたら冷やしながら固める。生クリームを同じ固さにして合わせ、型に入れ固める。 - 【B:材料】でオレンジムースを作る。
ゼラチンは水で柔らかくしておく。牛乳を温めオレンジの皮を入れる。卵黄にグラニュー糖を入れ良く混ぜ、牛乳を加え弱火にかけてとろみとつける。ゼラチンを加え溶けたら、冷やしてレモン汁・オレンジ汁を加えとろみをつける。生クリームを同じ固さにして合わせ型に入れ固める。 - 【手順1】を皿に盛り、その上に【手順2】をのせる。
チョコレートムースは粉ゼラチン、オレンジムースは板ゼラチンを使ってますが、同じ分量であれば、両方とも粉ゼラチン(もしくは板ゼラチン)でも、OKです。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
鱸(すずき)の旬の時期と水揚げ量
鱸(スズキ)の旬は一般的に6月から8月頃が旬とされており、夏の白身魚の代表です。
日本一の水揚げ量は、千葉県になり、全体の22.8%と約1/4を占めています。
鱸(すずき)の生態、味、見た目の特徴
スズキの生態: スズキは魚の中でも比較的大型で、夜行性の魚です。海や汽水域に生息し、岩場や海藻の中に潜むことがあります。主に小魚や甲殻類を捕食し、そのため、鮮度の高いスズキは美味しいとされています。
スズキの名前の由来: スズキは「セイゴ」「フッコ」「スズキ」と呼び名が変わることで知られています。この名前の変化は、スズキの成長に伴うもので、一般的に以下のように呼ばれます。
- セイゴ: 20cm〜30cm
- フッコ: 40cm〜60cm
- スズキ: 60cm以上
この変化した名前は、スズキの成長段階を表しています。関東地方ではこの名称が一般的ですが、地域によって呼び方が異なることもあります。
スズキは成長に伴い名称が変わることから、会社などでの昇進をイメージさせる「出世魚」とも呼ばれています。
スズキの味と見た目: スズキは美しい銀色の体を持ち、背中が青みを帯びた黒色です。細長く流線形の体型を持ち、特に口が大きく、下顎が上顎よりも前に突き出ています。背ビレには特徴的な刺が立っており、その姿は非常に整っています。
スズキの身は透明感のある白身で、淡白な味わいがあります。脂のりがよく、鯛に似た食感と風味を持つため、料理の幅が広く、刺身、焼き物、蒸し物、煮物などさまざまな調理法で楽しむことができます。その美味しさから、「鯛に次ぐ美魚」と評されることもあります。
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