ローストビーフニース風、帆立貝のライム風味、ミルフィーユのレシピ

洋風

クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No.059)を紹介します。

今回は、ローストビーフニース風、帆立貝のライム風味、サブレーのミルフィーユの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。

なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。

ダウンロードはココをクリック

1. ローストビーフニース風

贅沢な味わいと見た目が魅力のローストビーフニース風。香り豊かなバターとグリーンペッパーが、肉の風味を引き立てます。フランスの味わいを自宅で楽しんでみませんか。

材料(4人前)

  • ローストビーフ用肉:1kg
  • トマト:3個
  • エシャロット:30g
  • コリニッション:4本
  • ⽣クリーム:100cc
  • パセリ
  • グリーンペッパー

手順

  1. 肉の下ごしらえ:
    • ローストビーフ用肉に塩とコショウを振りかけ、バターをたっぷりと塗ります。
    • グリーンペッパーを肉の上に転がし、サッと強火で焼いて250度のオーブンで20分焼き、ウォームの状態で1時間置きます。
  2. ソースの作成:
    • エシャロットをアッシェに切り、バターで炒めます。
    • トマトをコンカッセにし、エシャロットに加えて調理し、塩とコショウで味を調えます。
    • 中火で少し煮た後、⽣クリームを加えてソースを作ります。
  3. 盛り付け:
    • ローストビーフ用肉を切り分け、パン粉とパセリを混ぜたものを肉にまぶします。
    • 肉を盛り付け、2で作ったソースをかけ、最後にコリニッションの千切りを散らして完成です。

2. 帆立貝のライム風味

特別な日のディナーにぴったりの帆立貝のライム風味。エシャロットと白ワインで作るソースが、帆立貝の甘みを引き立て、ライムの酸味が爽やかさをプラス。

材料(4人前)

  • 帆立貝: 12個
  • ライム: 1個
  • バジル: 1パック

A:

  • エシャロット: 20g
  • 白ワイン: 100cc
  • 水: 150cc
  • バター: 50g

手順

  1. ソースの準備: エシャロットをみじん切りにし、白ワインを使ってエシャロットをアッシェ(ソースのベース)にします。鍋にエシャロットと白ワインを入れ、中火で沸騰させます。次に水を加え、液体の量が半分以下になるまで煮詰めます。最後にバターを加え、なめらかなソース(バターモンテ)を作ります。
  2. 帆立貝の調理: 帆立貝はよく洗い、水気を取り除きます。帆立貝を半分に切り、ライムの果汁を絞り出し、果肉も準備します。バジルは洗って細かく刻みます。
  3. 帆立貝の調理: 中火にしたフライパンに帆立貝を並べ、片側を焼きます。焼き色がついたら裏返し、もう一方の面も焼きます。帆立貝には火を通しすぎないように注意し、中心がやや生っぽい状態を保ちます。
  4. 具材を組み合わせる: フライパンに帆立貝を取り出し、ライムの果肉と果汁、バジルを加えて、帆立貝に香りを付けます。さらに、バターモンテで作ったソースを加え、全体がよく混ざるように軽く煮ます。
  5. 盛り付け: 帆立貝とソースの組み合わせを器に盛り付け、バジルの葉を散らして完成です。

 

3. サブレーのミルフィーユ

サブレーのミルフィーユは、ショートブレッドのようなクリスピーさと、クリームパティシエールのなめらかさが魅力。ティータイムにぴったりのお供です

材料(4人前)

A:

  • 牛乳:200cc
  • グラニュー糖:30g
  • 卵黄:3個
  • グラニュー糖:30g
  • 小麦粉:15g
  • バター
  • コーンスターチ:15g
  • 生クリーム:50cc

B:

  • バター:200g
  • 卵黄:2個
  • 小麦粉:300g
  • 牛乳:大さじ1

C:

  • フランボワーズピューレ

手順

  1. サブレーの作成:
    • バターを柔らかくして、グラニュー糖を加え、よく混ぜます。
    • 卵黄に牛乳を混ぜ、小麦粉とコーンスターチを加え、混ぜます。
    • バターと小麦粉を合わせ、棒状に形成し、冷やします。
    • 冷やした生地を5mmの厚さに切り、150度のオーブンで25分焼きます。
  2. クレームパティシエールの作成:
    • 牛乳を加熱し、グラニュー糖を加え、卵黄に混ぜます。
    • 小麦粉を加え、よく混ぜてクリームを作ります。
  3. ミルフィーユの組み立て:
    • 冷ましたサブレーの間にクレームパティシエールを挟みます。
    • サブレーとクリームを3層に重ねます。
    • 周りにフランボワーズピューレを飾ります。

豆知識

本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。

ニース風料理

ニース風料理(Cuisine niçoise)は、フランスの南東部、フランス・リビエラ地域のニース(Nice)とその周辺地域に起源を持つ料理スタイルです。この料理は地中海料理として知られ、地域の新鮮な食材を使用しています。以下に、ニース風料理に関する詳細情報を提供します。

由来と歴史:

  • ニース風料理は、地中海の美しい海岸線と温暖な気候に恵まれたニース地域で発展しました。この地域は古代から多くの文化と料理の影響を受けており、その歴史は古代ギリシャ、ローマ、イタリア、フランスといったさまざまな支配者によって形成されました。
  • ニース風料理は、地中海の新鮮な魚介類、野菜、オリーブオイル、ハーブ、スパイスを豊富に活用し、地元の特産品を重要な要素としています。これにより、料理は自然な風味と豊かな香りで特徴づけられています。
  • ニース風料理は、特に19世紀にイギリス人やヨーロッパの観光客によって評価され、一部の料理が国際的に有名になりました。また、アーティストや文化人もこの美食地を訪れ、その影響を受けた作品も多く生まれました。

特徴と料理の例:

  • ニース風料理の特徴的な要素には、新鮮な魚介類の使用、オリーブオイル、トマト、にんにく、バジル、タイム、ローズマリーなどのハーブ、そして様々な野菜が含まれます。地中海の食材が主役です。
  • 代表的な料理には、サラダ・ニコワーズ(Salade Niçoise)、スープ・ア・ペスト(Soupe au Pistou)、ストックフィッシュ(Brandade de morue)、パン・バニョル(Pan-bagnat)、スケータ・ド・ヴィア(Socca de Nice)などがあります。
  • サラダ・ニコワーズは、トマト、タマネギ、オリーブ、アンチョビ、タパス(茹でた野菜や卵)、そして通常はニースオリーブオイルを使用する、カラフルで爽やかなサラダです。ツナが加えられることもあります。
  • スープ・ア・ペストは、トマト、にんにく、バジル、オリーブオイルをベースにしたシンプルなスープで、バジルソース(Pistou)をトッピングします。
  • スケータ・ド・ヴィアは、ガルバンゾ豆粉とオリーブオイルを主成分とするクレープのような料理で、地元で人気があります。

ニース風料理は、地元の食材と料理伝統を大切にし、独自のフレーバーを持つ地中海料理の一部として広く楽しまれています。

 

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