クッキングサロン小森 オリジナル和風レシピ(No.011)を紹介します。
和風料理の魅力はその繊細な味わいと季節感。今回は、家庭で簡単に「プロの味」を再現できる、鶏の千草焼き、錦卵、蓮のきんぴら、白身魚の西京焼きのレシピを紹介します。旬の食材を活かし、日常の食卓を豊かに彩りましょう。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.鶏の千草焼き
鶏ひき肉のジューシーさと、旬の野菜のシャキシャキ感が絶妙にマッチした「鶏の千草焼き」。けしの実の香ばしさがアクセントとなり、おもてなし料理としても大変喜ばれます。
材料(4人前)
- 鶏ひき肉:400g
- 卵:1個
- 人参:40g
- 筍:70g
- 椎茸:5枚
- 三つ葉:1/2束
- けしの実:適量
- 出し汁:100cc
- 醤油:大さじ3 + 小さじ2
- 砂糖:大さじ2 + 小さじ1/2
手順
1. 野菜と椎茸の下ごしらえ
・ 人参、筍、椎茸を千切りにする。
・ 出し汁100cc、醤油小さじ2、砂糖小さじ1/2を合わせ、野菜と椎茸を10分程煮ておく。
・ バットに拡げて冷ます。
・ 三つ葉は3cmの長さに切る。
2. 鶏ひき肉の調理
・ 鶏ひき肉に卵、醤油大さじ3、砂糖大さじ2を加え、1の材料を混ぜる。
3. 焼き上げ
・天板にオーブンペーパーを敷き、2の混ぜたものを2cm厚さに伸ばす。
・ 上部にけしの実を振りかける。
・ 200度のオーブンで20分焼く。
2.錦卵
和風の盛り付けに欠かせない「錦卵」。繊細な技術を要すると思われがちですが、このレシピを使えば簡単に家庭で作れます。鮮やかな色合いで、おもてなし料理の一品としても大変喜ばれること間違いなしです。
材料(4人前)
- 卵:8個
- 砂糖:大さじ6
- 塩:小さじ2
手順
1. 卵の茹で
・ 塩小さじ1を加えた水に卵を入れ、18分間茹でる。
2. 白身の処理
・ カッターで白身を細かくし、布巾で水気をしっかり絞る。
3. 黄身の調味
・ 黄身を裏ごしし、砂糖と塩をそれぞれ半分ずつ加えて混ぜる。
4. 蒸し加工
・ 黄身の混ぜ物を流し缶や布巾で巻き、蒸し器に入れて7分間蒸す。
3.蓮のきんぴら
シャキシャキとした食感の蓮と、香ばしいベーコンが絶妙に組み合わさった「蓮のきんぴら」。和風の調味料でシンプルに味付けることで、素材の風味を最大限に引き出します。日常の食卓やおもてなしの一品としてもおすすめです。
材料(4人前)
- 蓮:400g
- ベーコン:100g
- 砂糖:大さじ1
- 味醂:大さじ1
- 醤油:大さじ3
- 白胡麻:適量
手順
1. 材料の下処理
・ 蓮を蛇籠に包丁で切り込みを入れる。
・ ベーコンは5mmの幅に切る。
2. ベーコンの炒める
・ 油を熱したフライパンにベーコンを入れ、香りが出るまで炒める。
3. 蓮を炒める
・ 香りが出たベーコンに蓮を追加し、蓮の回りが透き通ってくるまで炒め続ける。
4. 調味と盛り付け
・ 砂糖、味醂、醤油を加えてよく絡める。 ・ 盛り付けた後、白胡麻を上から散らす。
4.白身魚西京焼き
西京味噌の豊かな風味と白身魚の繊細な味わいが融合した「白身魚の西京焼き」。特別な日の料理や普段の食卓にもぴったりな一品です。伝統的な方法でじっくりと味を染み込ませることで、絶品の味わいを楽しむことができます。
材料(4人前)
- 白身魚:4切れ
- 西京味噌:200g
- 酒:50cc
- 味醂:50cc
- 醤油:小さじ1
- 塩:少々
- ガーゼ:適量
手順
1. 魚の下処理
・ 白身魚に軽く塩を振り、20分ほど置いておく。
2. 西京味噌の調合
・ 西京味噌、酒、味醂、醤油を混ぜ合わせる。
3. 魚の味噌漬け
・ バットに西京味噌の半量を入れ、ガーゼを敷く。
・ 塩を振った白身魚の水気を拭き取り、ガーゼの上に置く。
・ 魚の上に再度ガーゼをかぶせ、残りの西京味噌を上から塗り、半日以上冷蔵庫で置いておく。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
ベーコンとハムの違い
ベーコンとハムはともに豚肉を基にした加工食品ですが、製造方法、風味、用途にいくつかの違いがあります。
- 原材料:
- ベーコン: 通常、豚の腹部(ベリー)を使用しますが、背中の部分(バックベーコン)を使用することもあります。
- ハム: 通常、豚の後ろ足の部分を使用します。
- 製造方法:
- ベーコン: 塩漬けにした後、燻製にすることが多いです。しかし、燻製をしないベーコンも存在します。
- ハム: 塩漬けまたは醸造した後、乾燥させたり、燻製にしたり、あるいは調理してから食べることができます。
- 風味:
- ベーコン: 燻製による独特の風味があり、塩辛さを感じることが多いです。
- ハム: 種類によって異なりますが、通常、燻製の風味は控えめで、肉の風味が前面に出ることが多いです。
- 調理:
- ベーコン: 生のベーコンは調理してから食べる必要があります。
- ハム: ほとんどのハムは食べる前にさらなる調理が不要ですが、一部のハムは加熱してから食べるものもあります。
- 用途:
- ベーコン: 朝食、サンドイッチ、サラダ、スープ、パスタなど、多岐にわたる料理に使用されます。
- ハム: サンドイッチ、サラダ、ピザ、パスタ、炒め物など、さまざまな料理の具材として使用されます。
これらの違いを理解しておくことで、料理を作る際にどちらを選択すべきかの判断がより簡単になります。
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