クッキングサロン小森 オリジナル和風レシピ(No.017)を紹介します。
和風料理の奥深さは、四季折々の食材を生かした「プロの味」にあります。今回は、若草鶏、田作り、竜眼海老、小茄子の茶せん揚げという、家庭でも簡単に挑戦できる本格的なレシピをご紹介します。これらの料理で、日常に特別なひとときを加えてみませんか?
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.若草鶏
鶏そぼろと炒り卵のハーモニーが楽しめるこのレシピは、お子様から大人まで幅広く愛されること間違いなし。手作りの温もりを感じる一皿を、家族で楽しんでみませんか?
材料(4人前)
A. 鶏そぼろ用:
- 鶏ひき肉:300g
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ3
- 酒:大さじ1
- 片栗粉:大さじ3
- 水:大さじ3
B. 炒り卵用:
- 卵:5個
- 砂糖:大さじ4
- 塩:小さじ1/2
手順
1. 鶏そぼろの調理
- Aの鶏ひき肉に醤油、砂糖、酒を加えて中火で炒める。
- ・片栗粉と水を混ぜ合わせたものを加えてとろみをつける。
2. 炒り卵の調理
- Bの卵をボウルでよく溶き、砂糖と塩を加えて混ぜ合わせる。
- ・フライパンを中火で熱し、卵液を流し入れて炒める。
3. 蒸し作業
- 型に鶏そぼろを入れ、その上に炒り卵を乗せる。
- ・蒸し器で15分間蒸す。
4. 盛り付け
- 蒸し上がったら青海苔を上に振り、角切りにして皿に盛り付ける。
2.田作り
お正月に欠かせない伝統的な一品、田作りをご家庭で。香ばしく煎ったごまめに、自家製の甘辛い調味液を絡め、白胡麻の香りがアクセントに。おせち料理にも、日常のおつまみにもぴったりのレシピです。
材料(4人前)
- ごまめ:60g
- 白胡麻:小さじ2
- 水:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ2.5
- 醤油:大さじ1.5
手順
1. ごまめの煎り
- ごまめをフライパンに入れ、弱火でゆっくりと煎る。
2. 調味液の作成
- フライパンに水、酒、砂糖、醤油を入れ、中火で煮詰める。
- ・とろっとするまで煮詰めたら、煎ったごまめを加える。
3. ごまめの味付け
- ごまめに調味液が絡んだら、白胡麻を振り入れて全体にまぶしつける。
3.竜眼海老
おもてなしにも最適な竜眼海老は、その名の通り、龍の眼を模した洗練された一品です。海老のすり身に塩味をきかせ、中央に鶉の卵をのせて焼き上げることで、独特の食感と味わいを楽しめます。
材料(4人前)
- 海老:8本
- 鶉の卵:8個
- 卵白:適量
- 塩:適量
手順
1. 海老の下処理
- 海老をすり身にし、卵白を少しずつ加えて適度な固さに調節する。
- ・塩を加えて味をつける。
2. 成形と焼成
- すり身を厚さ1cm、直径3cmの丸に成形し、中央をくぼませる。
- ・くぼみに鶉の卵の黄身を1つずつ乗せ、オーブンで焼くまで待つ。
4.⼩茄⼦の茶せん揚げ
カリッと揚げた小茄子に、ピリッとした赤唐辛子と香り高い胡麻油が絡み合う茶せん揚げ。この一品で、普段の食卓に彩りと刺激を加えてみてはいかがでしょうか。おつまみにも、ご飯のおかずにもぴったりです。
材料(4人前)
- 小茄子:16個
- にんにく:適量(すりおろし)
- 胡麻:適量
- 赤唐辛子:1本
- 砂糖:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 胡麻油:大さじ1
- 醤油:大さじ2
手順
1. 小茄子の下処理と揚げ
- 小茄子に茶筅切りをして、180℃の油で素揚げする。
2. 調味液の準備
- 赤唐辛子を小口切りにし、にんにくはすりおろす。
- ・砂糖、酢、胡麻油、醤油を合わせて調味液を作る。
3. 茄子の漬け込み
- 揚げた小茄子を調味液に漬け込む。
4. 仕上げ
- 漬け込んだ小茄子に胡麻を散らして完成。
豆知識
本日紹介したレシピや具材に関する豆知識です。
茶せん揚げとは
「茶せん揚げ」は、日本の料理の一つで、特に和食において一般的な料理の一つです。以下に「茶せん揚げ」についての詳細を説明します:
- 茶せん揚げの調理方法: 茶せん揚げは、主に小魚や海産物を使った揚げ物です。一般的な材料には、ししゃも(ししゃもの唐揚げ)、白身魚の切り身、エビ、アサリなどが含まれます。これらの食材は、薄力粉や片栗粉で軽く衣をつけ、揚げてサクサクとした食感に仕上げます。
- 茶せん揚げの特徴: 茶せん揚げは、一般的にサクサクとした食感が特徴で、揚げた食材が軽くて香ばしい味わいがあります。茶せん揚げの特徴的な要素は、軽やかな衣と、揚げた後に粉緑茶を振りかけたり、茶漬けの具として使用することがあります。これにより、風味豊かな味わいが楽しめます。
- 茶せん揚げの食べ方: 茶せん揚げは、一般的に小鉢やおつまみとして提供されることが多いですが、茶漬けの具としても使われます。また、食事の際に緑茶と一緒に楽しむこともあります。茶せん揚げは、日本の居酒屋や料亭などで広く提供されています。
- 地域によるバリエーション: 茶せん揚げの具材や調理方法は、地域や個々のレシピによって異なることがあります。したがって、異なるバリエーションや風味が楽しめます。
「茶せん揚げ」は、日本の伝統的な食文化において、さまざまなシーンで楽しまれる人気のある料理の一つです。
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