クッキングサロン小森 オリジナル洋風レシピ(No010)を紹介します。
今回は、コロッケ、ロシア皇帝フィアンセサラダ、ミネストローネの作り方を紹介します。
ここで紹介しているレシピは分量が4人前になっています。作りたい量に応じて、加減してください。
なお、本レシピのPDFファイル版(いつもの、クッキングサロン小森形式のレシピ)は以下からダウンロードできます。
1.コロッケ
材料(4人前)
- じゃがいも:1kg
- バター:50g
- 卵黄:2個
- 牛ひき肉:300g
- 塩
- こしょう
- 玉ねぎ:1個
手順
- じゃがいもは皮をむいて、乱切りにし、茹でる。水気を切る。
- 空炒り粉ふきいもにして、つぶしておく。
- 玉葱はアッシェ(細かいみじん切り)し、バターで炒める。肉を加え、塩コショウ。
- 【手順2】に柔らかくしたバター、卵黄2つを合わせ、塩コショウし、好みの形にする。
- 小麦粉、溶き卵、パン粉をつけ 180度で揚げる。
2. ロシア皇帝フィアンセサラダ
材料(4人前)
- キャベツ:1/4個
- ピーマン:1個
- 玉葱:1個
- 人参:1本
- パセリ
- ランテーユ【A:ソース】
- カテージチーズ:100g
- マスタード:小1
- ビネガー:大1
- 塩:小さじ2/3
- 生クリーム50cc
手順
- 野菜は千切りする。
- チーズを崩して、マスタードを加えよく混ぜてから他を混ぜる
- 【手順1】と【手順2】合わせて良く混ぜ 30分置いてから食べる。
3.ミネストローネ
材料(4人前)
- 玉葱:1個
- じゃがいも:1個
- なが葱:1/2本
- トマト:2個
- セロリ:1本
- 人参:1/2本
- ベーコン:100g
- ランテーユ:30g
- パセリ
- ローリエ
- 塩、コショウ
- パルメジャーノ50g
手順
- 玉葱、なが葱、セロリ、トマト、人参、じゃがいもは小角切り。ベーコンはブランシェ。
- オリーブオイル大さじ2で玉葱を炒め、なが葱、セロリ、人参を炒める。
- パセリ、ローリエ、和風出し1000ccを入れ中火で野菜が柔らかくなるまで煮る。
- ランテーユ、トマト、ベーコン、じゃがいもを入れ20分煮込み、塩・コショウ
- 盛りつけてからパルメジャーノを降る。
ブランシェすることで余分な油分が抜け、ベーコン本来の風味が際立ち、料理全体のバランスが良くなります。ブランシェのやり方は、ベーコンと水をフライパンに入れ火にかけ、沸騰して1分ほどしたら水切りをします。
豆知識
ロシア皇帝フィアンセサラダとは
フランス歴代大統領「ヴァレリー・ジスカールデスタン」の娘が作成したサラダと言われています。名前の由来や意味合いは残されていませんが、彼女が命名されたとしており、詳しい情報はありません。
ヴァレリー・ジスカールデスタンは、フランスの政治家であり、1974年から1981年までフランスの大統領を務めました。彼は正式には「ヴァレリー・マリー・
ルネ・ジョルジュ・ジスカールデスタン」という名前を持っていますが、一般的には「ジスカール」または「VGE」という愛称で知られています。
ジスカールデスタンは1926年2月2日にドイツのコブレンツで生まれ、2020年12月2日にフランスで亡くなりました。彼はフランス政治の重要な役割を果たし、国民運動連合の一員として大統領に選出されました。彼の大統領任期は1974年から1981年までで、その間に多くの政策改革と国際的な出来事に関与しました。
カテージチーズとは
カッテージチーズは、脱脂乳を原料に乳酸発酵し、レンネットで凝固させたフレッシュチーズの一種です。通常、乳脂肪分を取り除いた脱脂乳から作られ、低脂肪で高タンパク質を含み、約100kcal/100gと低カロリーです。カッテージチーズは世界最古のチーズの一つであり、さわやかな酸味と軽やかなチーズ風味を持ち、外観は白くて脆く、半流動的です。その特徴的なテクスチャは、ホロホロとした崩れやすいそぼろのようです。
カッテージチーズは、料理に使うだけでなく、単体で食べることもできます。そのクリーミーであっさりとした味わいと、クセのない特性から、サラダやスムージー、デザート、ベーグル、トースト、オムレツなど、さまざまな料理にアレンジして利用されます。また、ヨーグルトやマヨネーズのように使用することもあります。カッテージチーズは栄養価が高く、健康的な食事に適しています。
ランテーユ
ランテーユ(Lentille) は、フランス語で レンズ豆 を指します。レンズ豆は乾燥した緑色の小さな豆であり、鉄分が豊富な食材として知られています。この豆はフランス料理や他の多くの国の料理に使用され、特に「プティ・サレ・オ・ランティーユ(Petit salé aux lentilles)」などの料理で人気です。
「プティ・サレ・オ・ランティーユ」は、塩豚とレンズ豆を煮込んだ料理で、フランスのオーベルニュ地方の家庭料理の一つです。レンズ豆はその小さなサイズと特有の風味で知られ、栄養価も高いため、健康的な食事に適しています。また、レンズ豆は他の野菜や調味料と組み合わせて様々なバリエーションの料理を楽しむことができます。
ブランシェとは
ブランシール(Blanchir): 料理の際、野菜や食材を一時的に湯通しし、その後急冷処理を行う手法です。これにより、食材の色や風味を保ちながら余分な塩分や不要な成分を取り除きます。例えば、野菜をブランシールすることで、サラダの材料として使う際に鮮やかな色と食感を保つことができます。
ベーコンの場合は余計な油、塩分、アクを取り除くことができます。